エンゲージメントスコアの向上が、社風やカルチャーを変える手助けに
株式会社コメ兵
石原卓児様
公開日：2024年08月14日
業種
- 小売業
従業員数
- 741名
利用サービス
導入前の課題
- 我が社は売り上げや利益だけではなく、関わってくださる多くの人々、特に社員が高い働きがいを持ってくれることを大切にしています。ただ、働きがいはこれまで定性的、主観的なものでしか認識できませんでした。「働きがい」を何らかの手法により客観化、見える化できる方法はないかと模索してきました。
また会社の成長と共に事業部や社員数も増えていき社員一人一人の状態が以前よりも把握しにくくなってきたことも大きな課題感としてありました。更に様々なマクロ環境変化によってもたらされる先行きに対する不安感、新たな店舗展開に対応するため組織面における成長の必要性も課題として存在していました。
選んだ理由
- この分野において日本で最も実績のあるアトラエのWevoxと初期よりエンゲージメント向上に取り組んでこられているMIRACREATIONの組み合わせに安心感と信頼感を持ったためです。この２社のサポートによって、エンゲージメント向上の重要性を明確に理解することができ、定量的な可視化が人や組織に新たな気づきをもたらすことを期待して導入を決めました。コメ兵カルチャーが持つチームの熱量や「やったろう」という精神を具体的なデータで確認し、改善点を明確にできると確信しました。
サービスの用途
- エンゲージメントスコアの定期的な測定とそれに基づく改善策の実施に利用しています。現場では自部門のスコアを見ながらメンバー全員で対話し対応策を考えることで職場改善に役立てています。経営層と人事部門では全社スコアの推移や部門ごとの違いを分析することで人事評価制度のバージョンアップの参考資料にしています。
またMIRACREATIONと共に人材開発、組織開発を考案し実施するためのベース資料として活用しています。
導入後の成果
- 当然のことながらエンゲージメントは測定するだけで改善、向上できるものではありません。私たちが社内でデザインチームと呼んでいるエンゲージメント推進チーム、各部門から選任されたアンバサダーチームが連携をとりながら毎月デザインミーティングとアンバサダーミーティングを開催して現状分析と今後の対応策案を話し合っています。
導入後２年ほど様々な打ち手を打ってきたもののなかなかスコアがアップしない時期もありました。ただそこで諦めることなく粘り強く取り組んで来た結果徐々に全社的スコアが向上しました。スコアは正直で対話の量と質が高まると共に上がってきました。メンバーの「やったろう」という気持ちが強まり、組織全体が育っていることを感じています。エンゲージメントスコアの向上が、良い方向に社風やカルチャーを変える手助けになっています。
どのような会社に
おすすめか
おすすめか
- チームの一体感を高めたいと考えている企業や、組織内関係性の定量的な改善ポイントを把握し、具体的な対策を講じたいと考えている企業におすすめです。また、エンゲージメント向上活動を通じてメンバーの自発的なやる気を高め、その結果として業績向上を目指す企業に適しています。大須にご縁と歴史を持つ組織を代表して、名古屋のみならず東海地区のエンゲージメント向上を目指す多くの組織におすすめしたいと思っています。
今後の展望
- 今後は、海外展開を進め、グローバルな企業として成長していく際に、エンゲージメントという絆指標を活用し、言葉や文化の違いを超えて組織を強化していきたいと考えています。また、新しく仲間になってくれた社員や次世代幹部育成にも力を入れ、節目となる80周年に向けて組織全体の成長を目指していきたいと思っています。
